水虫の踵

ニゾラールクリームは抗真菌薬で、水虫の治療薬として有効な薬です。特に強い抗菌作用があるケトコナゾールを有効成分としているので、小水疱型水虫・角化型水虫や趾間型水虫の白癬菌を撃破していきます。白癬菌というカビの一種が原因となって起こる皮膚の感染症が水虫で、角化型や趾間型・小水疱型があります。感染する箇所により病名が異なりますが、治療薬を始め病状や気をつける点なども異なってきます。足に存在する白癬菌への治療は原則として外用抗真菌薬を用いますし、カビを撃破する抗真菌薬が対象となります。爪に存在する白癬菌は飲み薬となり例外になりますが、理由として外用薬では表面に薬を塗るだけなので、爪の中まで有効成分が届かないからということです。飲み薬であれば有効成分が、効率よく爪内部に届くので治療期間も必然的に短くなります。外用薬はニゾラールクリームを1日に数回患部に塗布することが基本でしたが、現在は1日に1度だけで良いものもたくさん出てきました。治療期間は再発を防ぐ目的で、かゆみなどの症状がなくなっても3ヶ月から半年間は塗り続ける必要があります。ニゾラールクリームの有効成分であるケトコナゾールも効果的に浸透するので、治りも早くなります。外用薬には基本的に軟膏とクリームタイプ・液体などがあり、症状に合わせて塗布していきます。軟膏は特に刺激が少ないので多くの症状に使われますが、傷になっている箇所も使うことができるので効果的です。塗布した後はベタつき感が残るため、場合によっては好まれないケースもあります。ケトコナゾールなどクリームは刺激があるので、傷になっている場合は使いにくいです。

軟膏と比べるとベタつきは少ないので、塗布した後の使用感が良いです。液体は浸透しやすく効果的ですが、刺激が強いので乾燥している症状の時に処方されることが多くなります。爪白癬で処方される内服薬は、体質によって服用できないのでその時に液体が用いられることもあります。かゆみが強くそれだけで水虫だと自己判断する人も多く、その半数は水虫ではないと言われています。薬局などで簡単に購入できる外用薬なので、水虫ではなかった場合それを塗布しても全く改善は見られません。その反対では症状が悪化してしまうケースもあり、正しい治療を進めていくためには専門医による白癬菌の診断が必要です。特に見られる症状として、かゆみや皮が剥けてきたり、水疱があることですが皮膚病ではよく見られる症状なので自己判断は禁物とされます。皮膚科を受診する時はすでに水虫の外用薬などを塗布していると、正しく診断できないことがあるので、受診が決まった1週間前には塗布することを中止しておいた方が良いです。再発しやすい水虫ですが、これは家族の中に同様の症状を持った人がいると繰り返し発症します。再発させないためのコツとしては、常に清潔を心がけ入浴を欠かさず石鹸でよく洗います。その後は水分をしっかりと拭き取ることで、湿り気がなくなりますしさらに乾燥させます。すぐに靴下などを履かないようにし、足拭きマットも清潔なものを使います。タオルやスリッパも他の人と共用しないことがコツで、家族同士であっても気をつけます。また洗濯物から移るケースはないので、心配をしないようにします。通気性が良い素材でできている靴下や靴を履くことや、靴を履いている時間を極力短くします。白癬菌に触れても24時間以内に清潔にすることで、洗い流されるので毎日入浴することが大きなポイントです。通気性の悪いポリエステルやナイロンでできた靴下は、特に足が蒸れやすく症状を悪化させますし白癬菌が増殖しやすくなります。